2015年4月26日日曜日

『小さな博士とかめの窓』  ~第2話~



構造のこと



今回は2階建ての東西に長い建物の1F部分をほぼスケルトン状態にした大規模なリノベーション。


移転や建替えの案もあった中、リノベーションを選ばれたお施主様。見た目だけのリフォームではなく、次世代まで見据えて、丈夫な家と楽しい空間を目指して


家の要の工事内容は…

「構造補強」 「断熱改修」 「老朽した給排水管取り替え」
「設備機器のリフレッシュ」 「2Fトイレ排水音の解消」 「虫退治」
                        
…フルリフォームです。

  








 
木造在来工法の建物です。既存の耐力壁の分かる図面や資料がないので、  構造計算で仮に主要構造部や耐力壁を想定して、解体後のプラン変更も頭におきつつ、対応できるプランを開始。どう考えても妻方向の筋かいを強化した方がいいなー
 さあ、どこまでリノベできるかしら……梁補強を施して抜いた和室の床柱以外、全ての主要構造部はいじらずなので、と思っていたけど案外おもしろいプランができて、お施主様の反応も良好。
2度目のプランで方向性確定。




 
スケルトンにしてからの変更はその時対策をとるとして、パースや模型で具体的に確認しながらいよいよ着工。解体開始。
幸い白蟻もなく床下はきれいでほっ~。床下断熱はやり替えが必要。あらわになった構造は補強しないとだなぁー。
あっ!まさかの、こんなところに筋かいあったのか…いやいや~

お施主様と監督に時間をもらい再度構造計算をしなおし、少し
プラン変更が必要になってきた。
いいプランだったんだけどなぁ。でも、違うプランに出会えるチャンスとプラン少々変更する。
何とか意匠的にもまとまり、お施主様にも了解をいただき構造強化などスタート。

 


 
耐力壁追加、金物補強完了。
間続きの真壁の和室だったので
2Fの荷重を一番背負っている柱はほぞ穴だらけ。おもいっきり家の中心。この細い柱が今まで何とか頑張っていたのです。周りに補強柱で補い、化粧に米松を施しました。この家の本当の意味での力強い大黒柱の誕生です。

床下地材のレベル調整をなど、1ヶ所1ヶ所丁寧な大工工事を施してもらい(以前当社監督がアップしてくれたブログです。)すっかり健康な骨太になりました。時間もかかりました。
根気強くお付合いいただき、工事の皆様、ありがとうございました。


構造補強が完了し、いよいよ断熱ドア・サッシと床・壁の一部天井に断熱、設備給排水管・マスの取替などしっかり改修できました。
2Fのトイレ排水音も工事途中判明し、音ナインで解消できました。

いよいよ、日々の暮らしを育む空間を形に。意匠作りです。

            


                 ~第3話につづく~

                 5/9(土)・10(日)
                  オープンハウス開催